箱日記

ライブに行った感想を細々とつづっています。

2022年10月28日(金)打首獄門同好会 新型コロナウイルスが憎いツアー2022 ZeppFukuoka

1週間のうち2回もライブに行くなど、暴挙である。

推しの過剰摂取だ。楽しさのインフラだ。

 

これ以上ないほどの贅沢だといえる。

仕事の予定表に大きく「午後休」と記載しているのに、「17時からの来客対応同席できます?」って社長からチャットが飛んできて、「すみません、その時間はライブなんで無理です(意訳)」と返信をして、その日の仕事は午前中で終えた。

 

今日は福岡。地元なのだ。だから午前中に仕事もできる。いや、出来ているかどうかでいえば心はすでにZeppFukuokaにあるといっても良いだろう。ライブの日にライブ以外の予定を入れるのはおすすめしない。ライブ前にできるのは体力温存だけである。

 

大阪のイレギュラーなステージの余韻を引きずって、何とか仕事をしていたが、またもライブの日はやってきてしまった。

今日は普通に対バンというかゲストバンドを招いての、通常運行で先行でチケットを取っていた。

何をもって通常運行かというのは難しいところだが、地元に来てくれるというただそれだけで行くことを決定するタイプのライブだった。

 

ゲストバンドは『真天地開闢集団-ジグザグ』

なんと…変わり種だ。こ…れ…は、ビジュアル系?とアー写を見る限り、邦ロックというわけではなさそうだし、ラウドなイメージもない。なんだか綺麗な感じのスリーピースバンドに思える。

 

わたしは対バンの予習はしないと決めている。どんなバンドなのかなということをサラっと調べるくらいで、曲を聴きこんで行くということはあまりしない。

それは別にめんどくさがっているわけでも、対バンを軽く見ているわけでもなく、何も情報を入れないでも、どれほどに楽しませてくれるのか、ということを楽しみにしているからだ。

 

バンドの面白さや年季はアウェイのステージにこそ出ると思っているので、そこでどんなステージングをして盛り上げてくれるのかを観るのが好きなのである。

 

大阪のライブ前日に飲みに行ったフォロワーさんから、福岡の対バン面白いよーと聞いて、それは楽しみだ!とワクワクしていた。

そしてどうやら人気バンドのようで、福岡が平日だというのに早々にソールドアウトしたのは間違いなくこの対バンバンドのファンの皆さんがこぞって一般でチケットを購入したからなのである。

 

さてさて、チケットを確認すると、先行発売で手に入れた本日はAブロック114番。…これはずいぶんと前の方で観れるのでは!と心躍っていた。

実際、入場整列も平日だからなのか18時オープンに間に合う人は少ない。呼び出してもぽつりぽつりとしか人は来ず、スタッフもインカムで「集まりは、良くないですね」と、オブラートという包み紙をお持ちでない表現でやり取りをしていて、おいおい客に聞こえてるぞ。

 

まあでも入場が始まるくらいにはそこそこの集まりだったと思う。また上着はロッカーに預けてしまっていて、半袖Tシャツに再びアンダーを忘れてしまい、今日はなんとタオルまで忘れてきてしまったのだけど、整列して呼び出された番号順に入り口に向かった。

 

今日はPaypayではなく、ポッケに小銭を600円。最近いろんな場所でずっと電子マネー派なんだけど、ライブハウスだけは小銭を出すことにしようと思う。なんたって早い。本当は紙チケットをもぎってもらって半券を持ち帰りたいのだけれど、電子チケットにもだいぶ慣れてきた。

未だに「入場画面に進む」をいつくらいから進めておけばいのかは分かっていないので直前まで躊躇してしまうけれど。

入り口で久しぶりに「今日はどちらのバンドを見に来られましたか?」と聞かれた。久しぶりなので、「え、あ、打首さんです」とちょっとだけテンパる。

 

建物の中に入ればドリンクカウンターをすっ飛ばして、Aブロックへ。

どうやらAブロックではフロアへの入り口でもチケットを見せなければ入れてもらえない。他のブロックなのに前に来ちゃう人がいないようにということだろう。

でもそんな人いるのかな?いやーでもいるか。チェックしてなかったらそういうなんでもありな人もいたりするかもね。わかんないけど。

 

そして以前大阪では特に立ち位置にしるしはついていなかったが、福岡では床に白い●がついていて、どうやらここに立たねばならぬようだ。普通に立てばこのくらいの距離感になるだろうところに配置されていて、特に狭さも広さも感じない形となった。

 

ステージを見る。いやあ近い!センター4列目だ。

この距離は…本当に久しぶりだ。なんでも見える。近いぞ。嬉しい。

 

というかコロナ禍じゃなければ、この場所はちょっとありえない。

色んな考え方があると思うのだが、わたしはセンターは最前以外の場所は非常に危ない場所だと思っていて、普段は避けてしまう。

ダイブモッシュがある時のこの位置はカオスだ。そこに行きたい気持ちはあるけれど、結局ギューギューになって何も見えないことが多いので、ほとんどが上手(かみて)か下手(しもて)のどちらかを選ぶ。

 

だからそういった心配がなく、こんなに近くで観られるなんてことは今までなかったのだった。



あっという間に1階フロアはお客さんでいっぱいになる。わたしの後ろには男性と女性の2人連れがいて、そろそろジグザグが始まりそうというときに「あ、あれ会長やん」(関西弁の方でした)と上手2階を見上げてそう言ったので、わたしも思わずそちらを見る。

 

え、違うやんスタッフの人やん、とお連れの方。分かる分かる、わたしもうっかり見間違えちゃうのあるあるだよねーと思っていたら、「違うってほら奥、奥」って、イターーーーー!!

 

はいきた『2階から対バンを見るバンドマン』わたしの好きなやーつー!ありがとう!ございます!

すでに衣装に着替えてる会長の姿を確認させていただきました。後ろの人ありがとう。

 

そうこうしてたら、ジグザグのステージが始まった。



そんなに詳しくないから少しだけ。

4人ステージにいて、やたらとギターの人が後ろにいるので、あれ?どういうことかな?と思ったけれどおそらくサポートの人だと思われる。

 

ジグザグのステージ、面白かった。何というかボーカルの命さまはベテランだなって思った。ステージ歴長いよね?って。年齢(設定があるんかわからんけど実年齢の方ね)はそんなにめちゃくちゃ若いとかじゃないはず。バンド歴長い匂いがするなーって思ったんだよ。

 

とにかくこの命さまは声が良い。ステージングも楽しかったのだけど、歌う声も話す声も良い声してたなー。(声フェチ)

 

打首さんと何で対バンになったんだろうって思った答え合わせのような曲があって、この曲のことを確かに会長がツイートしていたことを思い出したよ。



 

これね。

 

あとは猫耳つけて演奏してくれる曲とかあって、めっちゃサービスいいなと思った。これは沼る人がいるのがわかるな―って。物販で公式猫耳売ってると思ってステージ終わってから調べたけどなかったから、ぜひ売ってほしい。だってみんな付けたいでしょ。私はつけたい。

猫の曲が終わってから他のメンバーはちゃんと外してたのに、命さまだけ外し忘れて次の曲の途中で「取り忘れてた!」って歌いながら乱暴に外して投げてたのとかかわいかったよ。

 

良き声の歌も1曲置いておく。顔が見えないところが、飛んだり跳ねたりしたときに見えそうで見えなくて、チラ見え感もとても良い。

 

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ドラムの人は筋肉めちゃくちゃあって、途中で盛りっと筋肉サービスしてくれるシーンもあり、ベースの人はとにかく女の子かな?って思うくらい顔が綺麗。面白いバランスのバンドだなーって思った。

 

今回前列にいたので、はたしてジグザグ参拝者(ファンのことを参拝者というらしい)の方々が一体どのような動きをしているのかが一向に分からなかったのが残念だ。

ライブ動画を見る限り、きっと綺麗なヘドバンを見せてくれたり、咲きをやってたりしたんだろうな。

 

打首さんのステージの時に会長が、先行でチケットを取った人たちと、一般発売で取った人たちがきれーに分かれていた。上から見てたらすぐに分かった、と言っていた。

 

前の方の人が最初はぽかんとしてて、でも途中で一気になじんでいったって言ってて、たしかに最初はぽかんとしていたAブロックも、気が付けば頭を振ったり右に左にと楽しく色んな振りをやっていたよ。見よう見まねでも楽しかったなって思った。

 

どこだったかなー「頭振れるかな?」みたいな感じでジグザグ初心者丸出しの前列フロアを気遣う感じで言ってて、「あ、やっさしー」って思ったんだ。普段だったら「頭振れーー!」とか言ってるところなのかもなーと思った。



MCでさ、普段は天界にいて大阪の上にある天界によくいるらしいんだけど、福岡に前日入りしてて、朝エレベーターから降りてきたら、開いて入ってきたおじさんが不機嫌そうに段ボールを蹴りながらエレベータの中に入ってきて、「あーこのご時世、このおじさんも色々辛いこともあるんだろうな」って思ってよく顔を見たら会長だったって言ってた。詳しくは会長に聞いてくださいって丸投げしてた。でも全然嫌な感じじゃなくて、良い人感が出ててよかったと思う。

 

ジグザグ、楽しいバンドでした。




終わり方が幕を閉める演出だったので、打首さんたちのセッティングは黒い幕の向こう。

準備の音が聞えてきて、ソワソワソワソワ。大阪で観てからたった4日しかたっていない。非常に贅沢だ。

 

いつものSE。バックドロップシンデレラの『池袋のマニア化を防がNIGHT』が流れる。下手側から次々とステージの上に現れる。

「近っ!近ァーーーーーー!!!!!」と心の声は心の叫び声となって、心拍数を上げていく。大阪の時とはまた違う感情で埋め尽くされる。どうしようこんなに近くで観てしまって、果たして最後まで無事に終えることができるのだろうか。Junkoさんの香りも久しぶりに感じることができた。まだ始まって数分も経っていないというのに、五感がフル稼働していて本当に忙しいのだ。

 

てか、風乃海くんの顔ォーーー顔ォーーーー!!ビジュアルメイクがお似合いだこと!綺麗な顔というか、いつも少しまろんとした優しい顔なのに、今日はしっかり目張りが入って、めちゃくちゃキリっとしてるんだもん。

そしてJunkoさんってば黒のフリフリミニワンピースで!こんなお姿初めて見たよ!!!かーわーいーいー!!

対バンのジグザグに寄せてきたんだね!なんとまあレアじゃないかー!

 

でも風乃海くんのメイクは後々いじったのに、Junkoさんの衣装については誰も何も触れなかったんだから、どうしてなの!?って笑ってしまった。

女子の洋服については上手くいじれないの??そうなの??何というかラストまでには何か言ってくれると思ってたので、もう!ちょっと面白かったよ。

 

最近はマニア化のイントロに合わせて、ちょっとギターを弾いてくれるのがお約束なのかな。アフロ氏とのツインギターを期待しているよ、観たいんだよと思いながら、いつもの始まりの言葉を聞くのだった。



新型コロナウイルスが憎い】

 

Junkoさんと風くんがかかっちゃったので、歌詞が「かかったしー」ってなってた。かかっちゃったってお知らせがあったときは心配したけど、元気そうでよかったと思った。

 

今回もセトリはセトリ職人さんたちを参考に、何とか記憶をたぐり寄せてるよ。



【鬼の副長HIZIKATA feat. ぼく、獄門くん】

 

レキシのパネルが出てきて、ステージの真ん中に置かれる。大阪では遠くにそっと見えてたレキシも、今日はよく見える。

パネルの周りをJunkoさんが縦横無尽に移動しながらベースを弾いてる姿が本当にまぶしいの。

 

何というか、ツイートもしたんだけど、あすかさんの顔だけシンバルで見えないのよ。他の人たちは、一緒にランチでもしてる?ってくらい見えるのに。なんとも難しいよなーと思いつつ、時折立ち上がってくれる時に、あーあすかさーん!!!ってなりながら見ていたよ。

 

このHIZIKATA、「ひじ、ひじ、ひじ、ひじ、かた、かた、かた、かた…」のところ結構難しいんだよ。わたしがちゃんと覚えてないのがいけないんだけど。



【筋肉マイフレンド】

そういえば、この日の会長は左手に黒いサポーターみたいなのをつけてて、これって前から?それとも手を痛めてる?とか思ってたんだけど、スクワットしてる夏フェスの映像とか観たら、つけてる日とつけてない日とあるから、最近は時々つけてるのかなって思った。

 

イントロのタッピング好き。会長がタッピングする曲って珍しくない?曲の途中にもしあったとしたら、わたしが気づいてないだけかもしれないけど、あんまり印象ないので貴重だなって思ってる。

 

大阪で久しぶりにこの曲でスクワットしたのだけど、周りに人が少ない方がやりにくい。以前みたいに押せ押せな状態の方があんまり周囲を気にしていなかったのかもしれない。身体のどこか一部は誰かに触れてるっていう状況は、田舎育ちで満員電車がない環境だと縁遠いんだけど、細かいことは気にしなくなるんだろうね。



今日の対バン、ジグザグについてここのMCで触れてて、触れててというかエレベータの話を命さまがステージでしたときに、何をやってたかは後で聞いてくださいって会長に振ったまま終わってたから、その話をしないといけない感じになったんだと思う。

 

会長、iPadやらiMacやら、衣装とかギターとかとにかく荷物が多いらしいのね。スタッフの誰も手伝ってくれなくて、自分の荷物を持ったら両手がふさがっちゃって、段ボールも持たなきゃけなかったのに、もう持てないじゃんって。

上からエレベーター降りてきて、「どうやらそれ天界から降りてくるエレベーターだったみたいで…」ってちょっとジグザグを弄ったりして。

開いたエレベーターに段ボールを蹴りながら載せたら、絨毯引いてるタイプのエレベーターだったから、めくれ上がっちゃって「ああ、すいません、すいません…」ってなった相手がバンドやってるっぽいなーって思ったら今日の対バンだった。

この時だったかなー、「今日のステージの上にいるのが俺だけ普通のおじさんじゃん」って言っててめっちゃ可愛かった。大丈夫、普通のおじさんだけど普通のおじさんじゃないよ。

 

「恥ずかしいところを見られてしまった…」って可愛い。可愛いおじさんだよ。

 

対バン相手は何度も対バンしたことがあるバンドから、これまであまり接点がなかったバンドを新規開拓してブッキングしたタイプのものがあるみたいな話になって、今回の福岡は完全に後者。

接点がなさそうだったのに、あれれもしや?ってなった曲を、「こんな曲があったよ」って言っちゃったからやらなきゃいけないだろうなと思って練習してきたとのこと。

10年前の自分はどうかしてた、何考えてたんだかわからないって言いながら、でも練習してきたからって、一回演奏し始めたんだけど最初の歌詞が分からなくなっちゃったみたいで、一回止めてもう一回って、珍しくちょっとレアな展開になった。

「最初の歌詞なんだっけ」って言ってて「あーOKOK」みたいな。とはいえ、打首さんの曲全般に言えるのだけど、会長の歌詞を覚える能力すげえなって思ってるよ。

 

【どうとくのうた】

大阪ライブ前日に一緒に飲んだフォロワーさんが、絶対にやるレア曲があるからそれを聴きに福岡に行くって言ってたんだよ。

わたしもジグザグがあの曲をやったときに、あーそういえばそんなツイートがあったあったって思いだして「しまった!予習してきてなかった」ってなったわけですよ。

 

この曲、マジでようやったわって思ったよ。フロアもついていくのに必死よ。マジで「ゴミはゴミ箱にポーイ、ポーイ、ポーイ」のこのワンフレーズと「No ポイ捨てしなーい」のこのあたりのフレーズを重点的に覚えていて、他はもう展開も早いしあーこんな曲だったんだーって新鮮な気持ちになったね。まさにレアだった。



【はたらきたくない】

ここは定番だよね。思わせぶりなアルペジオで平日を憂う曲。

でも前の曲のレア度というか、やっぱり慣れてない曲を聴くと心が引っ張られたままになってしまって、落ち着いて定番曲に入っていけない。

後ろのVJ映像を見て心を落ち着かせてたんだけど、ポチ夫がどんどん渉さんに見えてきてしまって、そうなると王子は亞一人くんに見えるしで困ったよ。バクシンとの対バンだと一緒に演奏してくれたりするんだよね。いいなあ…。

また福岡で対バンやってほしいな。



ジグザグとは猫という共通点もあります、猫忍者ってねえ、なんなんだ?って言いながらの【猫の惑星】

 

打首さんも猫耳つけていいのよ?って思ってたら、風乃海くんだけつけてたよー茶色の耳。かわいい。

そういう可愛い系というか、コスプレ的な感じを担うにふさわしいって感じで、キリっとしたビジュアルメイクで耳までつけてた会社員。仕事頑張るねえ!



【布団の中から出たくない】

福岡だから暖かいと思っていたら、そういうわけでもなく今日は寒い。昨日は福岡の街中をウロウロしてたとき暖かかったけれど、今日は朝起きたら寒かったって言ってたかな。

福岡の街をウロウロしてたのか。わたしの地元は田舎だから偶然会うことはほぼないけど、もしばったりしちゃったらビックリしすぎてフリーズするな、間違いなく。



そんでそんで、超久しぶりな曲もやった。

【もつ鍋が呼んでいる】

 

なんのMCもなく突然やったからびっくりして!

福岡だから…とか福岡といえば…みたいなMCつきでやる曲じゃないの?って思ったよ。

あすかさんの歌声が綺麗で、その雰囲気がなんだか物悲しくてもつ鍋食べたいって歌が、何だか切ないことを歌っているかのように騙されそうになるよね。

 

まあ温めたり洗い流したりするのは「何か」なんだけど、ダブルミーニングになってるのかな?でも自分が書く歌詞にはんそういうの全然ないって、以前オーケンとの対談の時には言ってたしな。…とは言え…なのかもしれないし、やっぱり何もないのかもしれないし、よくわからなくなる。

 

福岡だと『もつ鍋』やってくれることが多いのだけど、でもコロナ禍で探り探りだった椅子ありライブの時は、こういうご当地的なものってなかったよね?

だからすごくこういう「あー福岡だからだね」っていう曲をやってくれるのが久しぶりな気がした。



『ヤキトリズム』の時もあるから、今度はそちらが聴きたいな。長らく聴いてない、ヤキトリズム。この距離で聴けたら多分天に召されるけど。



物販のMCは大阪で聴いたものとほとんど同じだったな。この辺はある程度決めて話してる感じなんだろうと思う。何というか業務連絡っぽいイメージ。

個人的には昔みたいに「商売の話をしますよ」って言ってたのが好きだったんだけど、うまい棒回しタイムにかぶせていたので、またコロナ禍が落ち着いてうまい棒タイムが帰ってきたら、この言い回しも聞けるようになるかな。なるといいな。

 

地味ラバーバンドを購入しました。滑書さんのアクキーも心惹かれたのだけど、ひとまず1つだけにしておきます。



死亡フラグを立てないで】

【地味な生活】

 

新曲2曲。キャッチ―なんだよね。前回の大阪の時にやってくれた古い曲たちとは違って、すごく最近の曲感があるなー。別に流行りのなんたらってわけではないのだけど、昔のものに比べると老若男女親しみやすいと思う。

でもギターソロがないんだ。ギターソロが。最近の曲には!!!!



【きのこたけのこ戦争】

【島国DNA】

 

久々めちゃくちゃ近くでステージを観ているからもう、どうしてくれようってくらいよく見えて、Junkoさんとはすごく目が合う気がして恥ずかしくなる。Junkoさんってけっこうステージからフロアの方を見てくれるよね。わたしの勘違いじゃないよね?めちゃくちゃ笑顔だから、目が合うときゅんってするんだよ。かわいい。

 

「きのこ」ってやってるときに目が合って、「そうですわたしがきのこです!!!!」って心の中で謎の自己紹介をしてしまうほど、テンパったよ。

 

逆に会長とは目が合う(合ったって勘違いする)タイミングって全然なくて、きっと目線を決めてるんだろうなって思ったりしてる。どうしてもフロアを見ると下を向いたように見えてしまうので、『このあたり』っていう目印があるんじゃないかなーって思うのだよ。

 

遠くで観ているときはもう、そういう細かいことはサッパリわからず、小さい姿が見えるなーってくらいになっていて、この視界は不良で音とか振動とかはリアルっていうのがライブだと思うのだけど、前から4列目だとライブDVDみたいな映像で見えるから、ほんとドキドキしてしまう。細かな表情とか指の動きとかを、見るよ、ガン見よ。見るさそりゃ。




【日本の米は世界一】

 

大阪の感想の時に、これ福岡だったかもしれないって前置きして書いたのだけど、やっぱり福岡だったかもしれないなって思った。

 

「フロアが少しずつ見覚えのある風に戻ってきていて、もう少し、すぐそこまで来ていると思っています」

これから良くなるしかないからって言ってくれる会長が大好きだよ。

 

コロナ禍でどうやったらライブができるのか。制限がかかる中でたくさん工夫をしてみんなが楽しめるライブを考えて、実行してくれて、本当に大変だったと思うんだよね。

なんというか…「困った、どうしよう」という困り感からとりあえず一歩を踏み出すような形ではなくて、困っている同業者さんたちの少し前を「こんなやり方ってどうだろう」と進んで行ってたように思う。

 

演者側と裏方と、そしてお客さんだけじゃなくて、医療従事者や本当に色んなところに目くばせをして調整をしてやってきてくれたなって思ってる。

祈っているのは豊作で、歌の歌詞は定食と米のことばかりなのに、どうしてこんなに楽しくて幸せな気分になれるんだろうね。米の銘柄を連ねる歌詞にも共通の想いを乗せることができるから、だからライブって楽しいんだと思う。

 

また一緒に遊ぼうと、大きな声で一緒に言える日が来るから、元のようなライブハウスになるからってずっとステージの上から言ってくれて、近くなってはまたぶり返して遠のいて、本当に色々あったけれどついに声出しのライブが解禁された。

 

ずっと我慢して我慢して、3回もツアーファイナルだけ中止になって。ようやくステージに声が届く瞬間って一体どんな気持ちになるのだろう。




アンコールは【88】

 

ええ、この尺八は!!??ってなったよ。先日久しぶりに聴いてうれしくなったレア曲だと思っていたら、また聴けるなんて!

どうやらジグザグはお客さんのことを「参拝者」というらしく、そこつながりでの『88』だったみたい。

 

「参拝者がたくさんいると聞いて…ん、お遍路の参拝者では…ない」「ここは四国…あれ、四国じゃない」そんなこと言いながら、ありがたい感じで曲が始まった。

VJが武道館前に亞一人くんと一緒に回った方の映像になっていて、先日の大阪では古いMVの方だったから、おお細かいなあと思いました。

この曲はとにかくJunkoさんのベース。スラップかっこよすぎ。



そしてラストは【フローネル】

 

今日はもう色んな事をさせられて、それはもう疲れているだろうと、ジグザグのお客さんと打首さんのお客さんが毛色が違うのに、結局ステージからの指示で座ったりスクワットしたり、猫になったり、もう色々でアドレナリン出てる状態から、疲れてるよねーっていうお話。

 

2番のトイレに座ってる猫のアテレコに至っては「なんだよ猫忍者って、できることとできないことがあるよ。あーバイトだるい」ってジグザグの曲いじりをしてたね。

 

大阪で久々に聞いてやっぱぶっ飛んでんなーと感心した「じゅんこさんどうぞー」のシーン。

 

「私、海に行ったら帰ってこれないじゃん」から始まって、もうこの自由さいいよね。

とにかく話の説明を丁寧にとかは不要というか、バッサリ話したいところから話すって潔い。

でもって会長がいつもめちゃくちゃ笑いをこらえながら、でもこらえられない感じでJunkoさんをとにかく泳がせるんだよ。

 

方向音痴のJunkoさんは、海が大好きだからいつも遠征先で海に行くんだけど、道が分からなくなって帰れなくなって、誰かに迎えに来てもらったりすることが多いのだけど、福岡は川沿いにまーっすぐ行ったら海があって、だからまーっすぐ戻ってきたらホテルまで帰ってこられた!って嬉しかった報告をしてくれたよ。

 

この日のJunkoさん、いつもに増して謎のゾーンに入っていて、お嫁に行くって言いだしたんだよ。びっくりした。

ここらへんの話、覚えていたのに日数経過で記憶があいまいになってて思い出せないー。

たしか最終的にはお金持ちの人の話になったから「そういう人ってある程度の年齢な気がするよ」って会長が言ってて、あーそうかーって。

何というか広がっていった話をまとめられなくなって、そういう人のところにお嫁に行こうと思いますって言っちゃったもんだから、「そういう人がいたら電話ください」でドラムが入って曲に入っちゃうっていうね。

 

大阪のスシローの話もだけど、すごい場所から突然やってきて、そのまま脈略なく続くので、中々記憶に留めておくのが難しいんだー覚えていたいのに。

 

『私、二度寝はしない派ですけどね』のフレーズだけなのに、何でこんなにたくさん話すことになってんの、ってのは大阪の時も福岡でも言ってたと思う。

 

もしかしてもしかして『二度寝』と「お嫁に行く』のこの出来事がわたしの脳内でリンクして、先日自宅で二度寝を決めたら「そろそろ結婚する?」って推しにプロポーズされる夢を見たのかな?だとしたらJunkoさんありがとうとしか言いようがないな。二度寝最高!

 

(あ)「福岡最高!」(J)「博多最高!」(会)「福岡最高!」になってたかな。

古のバンドマンは福岡のどこだって「博多」って言ってしまうものなのよ。博多という地名が福岡市内のごく一部の地域だなんてことは、気にするに値しない些細なことなのさ。

 

今日は高山明はいないから、かき回しのラストも気にせずに3人のタイミングで終わらせることができて。あー楽しい時間はこうやって分かりやすい形で幕を下ろしてしまう。

最後は『ダラダラしたい』が流れ始めて、客出しのBGMだ。会長が下手、上手、真ん中に獄バスタオルを掲げながら丁寧に頭を下げて、そしてセンターでワンフレーズだけアカペラで「あの動き」をしながら歌ってくれるのも、今日は前にいたのでよく見えた。

 

Junkoさんもあすかさんも、風乃海くんも、手を振ってステージの袖へとはけていく。

何度経験しても楽しくて、寂しくて、また次はいつだろうってライブが終わったばかりなのに、次のライブに行きたくなる瞬間だ。

 

遠征も、地元で観るライブもどちらも最高に楽しい。大好きな時間が少しずつ戻ってきている。

 

 

 

ジグザグの方のTwitterに映ってる会長の表情。こういう顔ってお写真だけじゃなくて、演奏中もよくこういう口になってる。


ジグザグの次は武道館なんだね!すごいね!

わたしの打首さん、次はきっとファイナル。たぶんファイナル!!神奈川、ぴあアリーナ!(書いちゃった!!!!言霊!!!)