箱日記

ライブに行った感想を細々とつづっています。

2022年10月24日(月)打首獄門同好会新型コロナウイルスが憎いツアー2022 ZeppOsakaBayside

 

脱退したメンバーの期間限定復活。名前だけでも憶えて帰ってください状態のバンドでは成立しないこのブッキングに魅力を感じるのは、少しこじらせファンだということは言わずともわかることだろう。

1つのツアーに何度も通うという状況を選択し、レア曲がセトリ入りしていないだろうかと想いを馳せる。「新曲なんか聴きたくない、昔の曲をやってくれ」とは筋肉少女帯の『新人バンドのテーマ』という歌詞の一節だが、相変わらずオーケンは人の心を的確に表す歌詞を書くものだ。しかしこれは仲違いの後に休止を経て、再結成したバンドのことを歌ったものであるから、今まさに現役活動中のバンドにおいては、バンドもライブも活魚のような生き物。ともすれば定番セットリストなどというものは比較的早いスパンで変わってしまうものだ。

だがしかし、新曲に期待を寄せるのと同じくらい、今は演らなくなった『昔の定番セトリ』の中に入っている曲を我々は求めてしまうものなのである。

しかも、しかもだ、打首獄門同好会といえば男女混合スリーピースバンドであり、その中でも強烈な個性を持つベースのJunkoさんが加入する前にいたオリジナルメンバー、あの『高山明』が長き沈黙を破って再びステージに立つなんて、レアすぎてレアすぎて対バン発表されたときのTwitterのTLのどよめきが半端なかった。

わたしは思った。「これは一般チケットを取るのが大変かもしれない…」

チケ発にはいつも惨敗しているが、このカードはぜひ観たい。3年ぶりの遠征を決断するにふさわしい機会だ。

同じように考えて一般チケット争奪戦を予想した人は多いように思えた。いや、事実としてわたしのTLには多かったのだと思う。

そうなのだ、こじらせているのだ。みんな。

キャパ300くらいの箱ならばきっと瞬殺レアチケットになったことだろう。割合の問題である。キャパが広がれば、濃度も薄まるものだ。

そんなこんなで無事にチケットを手に入れたことにより、わたしの大阪遠征が決まったのであった。

 

そもそもだ、スタンディングの打首さんのライブ自体が3年ぶりなのだ。

2019年2月のZeppFukuokaでのライブ以降、いわゆるコロナ禍以降のライブはずっと椅子ありだった。

2020年の頭~2022年10月までにわたしが行ったライブは4本だ。なんてこった年1回じゃないか。そのうち打首さんが3本(1本はワンマンじゃなくLD&Kのイベント)アシュラが1本。

そんなこんなでライブ自体は1年ぶりだ。そりゃー色々忘れてるよね。

 

今回は前日入りの後泊という贅沢な選択をした。大阪在住のフォロワーさんと東京から遠征してきたフォロワーさんと前日に飲みに行って、ワクワク期待を話したりして。

1人旅も2019年のRSR以来だったのだけど、1人で好きなところに行けるのは本当に気楽だと思う。

 

さてさて、今回の旅は楽しかったけれど、忘れてしまわないうちにライブ本編のことを書いていこうと思う。1年も空いちゃうもんだから、この感想文の書き方もすっかり忘れてしまって困ったものだ。

 

ZeppはFukuokaとDiverCityしか行ったことがないので、今回のOsakaBaysideは初めての箱だった。フォロワーさん情報によるとZeppの中でも収容人数が多いのだそうだ。

 

 

会長からの案内ツイートを自分事としてみるのは久しぶりだ。

場所はベイサイドというくらいなので、ベイのサイドにある。ユニバーサルスタジオジャパンの最寄り駅から一駅といった場所だった。

お昼をご一緒していたフォロワーさんの自宅からはそこまで離れておらず、わたしが地元駅からZeppFukuokaに行くより断然近い。便利!

こうしたレアライブにおいては、なんのTシャツを着ていくか問題が勃発するのだが、そもそも古いTシャツなどというものは持ち合わせていない。2018年からの新しいファンならそんなもんだから仕方がない。わたしだって「どのレアTシャツ着ようかなー」と悩んでみたいものだ。残念。今後は「生きて帰れ!」Tシャツを再販してくれることを節目節目で主張していきたいと思う。

 

電子チケットとCOCOAと、あと大阪には大阪独自の対策方法があったはず…とポケットから紙チケットと500円玉だけ出せば入れた頃に比べて、入るまでの手続きが複雑化している。それでも顔つき身分証明書必須の時に比べれば、かなり緩和されているといえる。

平日のライブも開始時間が元に戻っていて、以前のような17時オープン18時スタートはではなくなっていた。ありがたい。今回のように遠征ならば17時オープンでも間に合うのだけれど、地元の場合はなかなか厳しい。いつの間にか中学生になってしまった息子の時間と合わなくなってしまっている。

 

上着や荷物はどうするんだっけ。椅子ありのライブは隣が一席ずつ空いていたので、荷物や上着のことなんて考える必要がなかった。コインロッカーにすべての荷物を入れて、スマホだけをポケットに入れて寒さに震えて並ぶなんてことは、ここ3年間無縁だったのだ。

その証拠に、わたしは半袖Tシャツの下に長袖アンダーを着てくるのを忘れていた。スポーツマンが着ているあの黒いやつだ。上着を脱いだ人々を見て「あ!忘れてた」と気が付いたくらいである。

しかし寒い。ベイサイドは風が強く10月の18時はもうすでに辺りは暗い。ただ個人的には暑いよりも寒い方が好きだ。夏フェスよりもライブハウスが好きで、そうなると春と秋から冬にかけてのツアーに参加することが多い。だからわたしのライブはいつも寒い。入場整列も(今はもう出来ないけれど)出待ちもいつも寒さという不便さに、期待と満足感が混ざり合って記憶の中にある。

清水音泉の主催ライブは初めてだった。スタッフの入場整列さばきの腕しだいで寒さに必要以上にさらされなくて済む。待ち時間はそこまで変わらないのだろうが、時々もう少し頑張ってほしいという主催がいる。

福岡のBEAは正直もうちょっと頑張ってほしいと思っているが、もしかしたら1年前より良くなっているかもしれないので次のZeppFukuokaに期待である。

本日のチケットはCブロック202番。どうやら先行発売分がAおよびB、Cの若い番号くらいまでで、それ以降が一般発売のようだった。今回は対バンが『昔の打首獄門同好会』なわけだから、対バンが発表されてから一般を取ろうとする輩にはわたしのような俄かもいるけれど、古のファンも混ざっていることだろう。

武道館の時のような動機でチケットを確保して、久々の獄Tに袖を通した人たちも多かったんじゃないかな。

以前、打首さんと体育くんが対バンしたときに、体育くんファンのフォロワーさんに今日が初めてのライブだと伝えたら、「今日初めて出会えるなんて羨ましい」と言われたのがとても印象に残っていて、今日が初めてな人たちも羨ましいし、ずっと昔に大好きで高山明を再びこんな大きなステージで観られるという人たちも羨ましいし、わたしだってコロナ禍で遠征できなくて3年ぶりの遠征でライブを楽しめるんだから、幸せな人しかいない。だからライブって最高だなと思うのだ。

 

電子チケットを見せて、paypayでドリンク代を払う。スマホだけで完結する。でも急いでるときはpaypayより現金の方がいいと思う。ポケットに600円入れてて、さっと出す方が早い。

今日はCブロックだし、ということで先にドリンク交換してビールを購入。でもどうしていいかわからなくて、一気に飲み干してフロアに。

別ブロックに勝手に入らないようにフロアの入り口でもチケットチェックがあるらしいと聞いていたのだけど、Cブロックには特になかった。まあ人員にも限界はあるしね。でもスタンディングフロアが久しぶりで、わー人の頭がたくさんあるーと思った。

とにかく柵を、何らかの形で柵を掴めたらいいなと思っていたら、3つに分かれたCブロックの2つ目のセンター2列目をゲットすることができた。L字になっている柵が右側にあり、これはだいぶ助かるぞと思ったものだ。

前には2名の女性が楽しそうに話していて、背もそこまで高くない。ステージは見えづらいものの、可能な限り良い環境を手に入れられたのではないかと思った。

オープン、スタートの間は1時間ある。ほとんど1時間立ち尽くすのだ。すでに数分立っているだけで腰が痛い。寄る年波は恐ろしい。何歳になってもスタンディングのライブに行きたければ、腰と膝は大切にしなければならない。

今日は対バンとはいえ、ワンマンのようなものだ。しかもスペシャルゲストが本当にレア中のレア、高山明なのだ。このカードを見て遠征を決めた人もいれば、遠征できぬ身を悔みながら泣く泣くお留守番組となっている人も多いだろう。

コロナ禍になってから、ライブの『LIVE』さを本当に実感する。色んなタイミングが少しずれるだけで観れるものが観れなくなってしまうのだと思うと、世の中はこんなに便利になったというのに、実際にその場所に行かなければならないものは本当に貴重だと思う。

 

さてさて、昔の打首獄門同好会。わたしはほとんど知らない。わたしが知っている情報なんてものは、ネットで調べたら出てくる範囲のものばかりだ。

アルバムは『庶民派爆弾さん』なら持っている。普通に買えるからだ。噂の『デモ暮らしー』は持っていないし聴いたこともない。Youtubeに上がっている古いライブ映像を見たことがあるが、それもすでにJunkoさんがベースを弾いている。

聖飢魔Ⅱが『サタンオールスターズ』という旧メンバーが参加するミサを開催している。彼らはメンバー全員が歌詞や曲を担当するので、旧メンバーが自分で作った曲を演奏するというのが胸アツ展開なのだ。そのためこの人が出るなら絶対この曲だよね、といったものがある。ギターソロを旧ギターと現ギター2人の3人でソロ回しをしたりするシーンはもうレア中のレアなのだ。

わたしはそのイメージが強くて、うっかり「えーっと高山明の作った曲は…」と検索してみたのだが打首さんの曲は全曲「大澤敦史」の作詞作曲であった。そうだったそうだった、うっかりしていた。

わたしはセトリ予想をあまりしない。何をやってくれるのかなーって漠然とワクワクしているタイプだ。今回は古い曲をやるってことは分かっているけれど、あんまり古すぎると分かる人はかなり少なくなるのかな?でも知らない曲だって聴いてみたいよね。などと思っていたりした。

今のようにサブスクでなんでも聴けちゃう時代ではなかったころ、探しても探しても、レンタルやさんにアルバムが置いてない、またはシングルのカップリングだけにしか入っていないなど、好きなアーティストなのに知らない曲があった。

でも今でも『庶民派爆弾さん』はサブスクに入ってないね。久々アルバムを聴きながら15曲も入ってるなんて今時ないなーと思ったよ。

 

さあ時間は19時を少し回る。少しだけ押していたが5分押しくらいでBGMの音が大きくなり、ついにステージが始まった。

登場SE曲が【業火の転校生】という曲らしく、これがまあレアというか当時のSEだそうなのだ。以前VRライブハウスをやってくれていた時に、2007年ごろの打首獄門同好会という回があったのだけど、その時も登場前のナレーション的な部分で使われていた。

普段はもうバックドロップシンデレラの『池袋のマニア化を防がNIGHT』が定番なもんだから、始まり方が違うってだけで本当にワクワクしちゃう!

VJブースがないステージ。高山明がめっちゃ見える!ここは明の席だわ。もうね何で声が出せないのよわたしに「あきらー!!!」って言わせてくれよと思った。多分後方の一般でチケット取った人たちからは、もうすごい「あきらー!!!」って視線が飛んでいたと思う。だってもうレアだから。

 

1曲目は【爆走体勢】

こんな始まり方で感想書いたことないよ。この曲カッコいいんだよ本当に。というかテンションがものすごく上がる。打首さんの1曲目は、最近「新型コロナウイルスが憎い」スタートのことが多いけれど、「DON-GARA」と同じくらいこの曲は盛り上がると思うんだよ。曲的に。

そしてね、歌詞の中にバンド名が入っている曲、大好きなんだよ。古の人だから。

高山明は紫色のTシャツを着ていて、多分これ。この動画の通りの人なわけ。ステージの上の高山明。

 

しかし『打首獄門同好会』という名前のラウドな音を出すバンドで、この雰囲気すごいな。脱退理由が「自分のバンドで天下を取る」だったわりに、このオラオラ感のかけらもない感じ。ステージの上の高山明氏は、ホワイトな千田さんって感じがしてなんとも言えない空気感なんだよ。

いやね、話しているときはこんな感じでももしかしてステージでは違うのかなとか思うじゃない。違わねえんだよ、このままの雰囲気で、「人おおいー」とか「ひろーい」とか言ってるんだよ。

「あーきーら、レツゴー!」になってて、超レア、ほんとレアなステージなんだなーって思った。

 

MCの場所とか覚えてないよ。記憶力って落ちるもんだねえ。

2曲目【Breakfast】

この曲は武道館で聴いて2回目かな。

わたしこの曲の歌詞の言葉の選び方が、今の会長にはない語彙を感じて好きなんだよね。

そういえば会長のギターが古いギターで演るのかなって思っていたのだけど、さすがにセッティングが難しいのか今のSAITOギターだった。当時のギターなのかどうかわからないけれど、黒いギター使ってたじゃない。あの音ジャギっとして好きなんだよ。今のギターは少し柔らかい感じでそれもいいのだけど、荒々しいというか。いや音のことなんて素人なんでサッパリわからないんだけどね。

久しぶりのライブで、なんかもう何だろうこの空間ってずっと思ってた。VJはいないけど、スクリーンには映像がちゃんと流れていて、そのへんは高山明氏がいたころと全然違うのだろうけど、そもそもライブハウスのキャパが全然違うから、彼が見えてる景色は全く違うだろう。

 

たしかここでMCが入ったと思う。とにかく会長が高山明をしゃべらそうとするんだよ。いつもは会長がずっとしゃべっていて、というかMCをしているというよりも会長の場合は『進行をしている』という表現の方が合っていると思っていて、それってすごいことなのだけど、少し寂しくも思うんだよね。

進行はとっても大事で、時間が決められているわけだから曲ふりだって大事なのよ。分かる、分かるけどフリートークだって聞きたいわけだよこっちはね。

そう思っていたら、どうやら『昔の打首獄門同好会』は違っていたようで、ノープランでMCやってたから今回もあまり考えてないとのこと。それはうれしい。あすかさんも話に加わりながら、ゆるーい空気が流れている。

昔の打首獄門同好会を演るにあたって、衣装も昔のものをと思って探していたら、昔のTシャツはほとんど「M(ミディアム)」サイズばかりで、着れるものがない、と会長。

俺と同じような体形だったよ、と高山氏。

今やもうプロレスラーみたいだもんね、会長。それはそれで筋トレの賜物なのだけど、たしかにMサイズのTシャツは着れないだろうな。

しかし初期の初期に着ていたというTシャツはなんか遠くてよくわからなかったのだけど、グレーで黒で文字が書かれていて『豪離羅』と『尾猿』かな?ちょっと確認していないけど、漢字の種類なんてどうでもいいよね。それよりもなぜそのような動物(しかもどちらも霊長類)が漢字で書かれていたTシャツがステージ衣装だったのかが気になりすぎるぜ!

これ絵の上手い人にぜひイラストレポなどしていただきたいのだけど、謎デザイン過ぎていとおしいよ。

 

3曲目は【上野ZOO】

わたしこの曲、ライブで聴くの初めてで、いや今回は初めて聴く曲が多いライブだって分かってるんだけど、ずっと聴きたかったから、めっちゃうれしい。

さっきのMCで自分でTシャツのことイジったあとに『お前ゴリラー』っていう歌詞笑っちゃうよね。分かるよ会長!『俺はHuman being』って続くのに、いやいや俺もゴリラやんけってなるもんね。

このHumanbeingのところでずっと昔の会長の写真が使われていて、スクリーンを見ながら若いなーって思った。赤髪ロン毛のちょんまげ時代。

この曲なにげに鳴きのギターから始まる曲で、ベースも誤魔化しがききづらい曲だと思うんだよね。打首さんがどうこうってわけじゃないんだけど、最近の曲って展開が変わることが多くて、じっくり聴くというよりもすごいスピードで移り変わっていくイメージなんだけど、上野ZOOみたいな曲展開は落ち着いて聴けるしカッコいいが持続する気がしてる。

1番終わってギターソロ前のところとか、ギターとベースがしっかり合わないといけないと思うんだけど、このときだったかなー、ラストのゆっくりなるところだったかなーどっちともだったかもしれないし、どっちかだけだったかもしれないのだけど、会長と高山氏が合わせようとしてるのが見ててすごくよく分かったというか、めちゃくちゃ丁寧にアイコンタクトしてて、あーこういうの好きだなーって思ったんだよ。

曲ってとにかくメリハリとかビタ止まり、せーので始まりみたいなところがとっても大事というか、勢いだけでわーっとやってる時よりも、そういうところに上手い下手が出ると思っていて、だから高山明氏のブランクを感じる部分でもあり、それが歴史でもありって感じでエモエモなわけですよ。

 

そしてMCなわけだけど、高山氏が「大阪初めてで」って言ってたのに驚いた。大阪に来るのが初めての人っている?もしかしたら「家族で来るのが」という意味だったのかもしれないけれど、それだったら言葉が足りないのでMCとしてはわかりづらいぞ(いいけど)

どうやらご家族はUSJに行っていて、おそらく二階の関係者席にいるはずだけど「もっと遊びたい」という連絡以降、連絡がなかったと言っていたのでもしかするとパークにいるままかもしれないとのこと。

いやでも、どうやら高山氏のパートナーはかつて打首さんと対バンしたバンドのボーカルをしていたということなので、それならきっと今日のステージの大切さが分かるはずだし、きっと楽しみにしてたことだろうと思う。

本日のカメラマンである武道館の写真撮影をしてくれた浅岡氏がギター(だったかな?)を弾いていたバンドのボーカルだったというのだから、もう本当に同窓会みたいだとのこと。

神戸のなんたらというバンドと打ち上げで飲みに行って、その時につぶれた高山氏を介抱していたというようなエピソードを話していたのだけど、その時に「もうちょっと馴れ初め話をしよう」みたいなことお会長が言ってて、恋愛トークに食いつくなんて珍しいなと思っていたら、最終的にはこの話が全部丸っと曲になったのが次の曲だったわけだ。

泥酔したら顔にマジックで何かを書かれるというのはもう定番も定番だよね。今の若い子たちもやるのかな?わたしは会長たちと同じ年だから、そういう飲み会たくさん参加したことあるし、話もたくさん知ってるのでなにやら時代を感じたな。

 

【ジョッキ】

ジョッキはもう歌詞に入ってるから、「高山明」がね。動かない明だよ。

この曲は聴きたかったって人も多かったと思うの。Junkoさんが弾いてもレアなのに、高山明のベースで聴けるなんてもう一体どれだけお金払ったらいいの?っていうレベルのやつだよね。

この頃のライブに来ていた人もいたのかな。だとしたら本当に懐かしいだろうし、うれしいだろうな。


今は生活密着型ラウドロックというキャッチコピーがついてる打首さんだけど、初期のころは少し違う気がする。

今みたいに汎用性が高いものというよりも、本当に自分たちのものすごく身の回りのことを歌詞にしていたのが初期なのかな。上野ZOOとかも上野でイベントがあってそこに出るなら上野の歌がいいんじゃないかってことで作ったって言っていたし、南武線も多分そのあたりに住んでいたんだろうし、このジョッキだって楽しい(?)飲み会が元になった歌詞だ。

何より驚いたのが後ろのスクリーンに「姉ちゃんこのお会計金額マジ!?」のところに出ていた金額が「185,000円」だった気がしたんだけど、一瞬しか映らなかったから見間違いかもしれない。

 

この日の会長はMCもフリートークで、ゆるーい感じがしてて、でも演奏は昔の曲ってソロがある曲が多いから少しオラオラしてる感じもあって、最高だったんだよ。

 

高山明の扱いが亞一人くんの扱いと似ている部分があって、「はいでは高山さんどうぞー」みたいな感じで振るとことかね。そんで高山氏も「え、えええ!?」って言いながら応えるもんだから、会長が楽しそうなこと楽しそうなこと。しゃべってる途中で曲に行くのとかもうイジり方がいたずらっ子のそれだから可愛すぎる。

 

【今日も貴方と南武線

南武線も武道館以来な気がする。聴くの。

この曲って10獄放送局のオープニングに使われているから、イントロ耳慣れてるんだけどライブでは本当にレア曲なんだよね。そんでもってイントロカッコいいよね!

ちょっとどの曲だか忘れてしまったのだけど、会長の歌の音程が怪しくて、もしかするとイヤモニがうまく機能していないのかなって思っていたら、途中で耳から外してた。

とにかく両手がいつもふさがってるから、こういう時大変そうなんだよね。

ギターソロがあるので、この曲本当に好きなんだよ。3年前の打首筋少の翌日に南武線に乗って終点まで行くっていう旅をフォロワーさんとしたんだけど、歌詞にある駅名がアナウンスされる(当たり前なんだけどさ)たびに、めっちゃテンションが上がった。

 

昔の打首獄門同好会、時間にして30分ほど。

怒涛の展開で、めちゃくちゃ楽しくて、時間なんてあってないようなものだった。もう少し長い時間やってほしいところではあるのだけど、いや、そのくらいが限界だよねと思っていた。

次はいつもの感じでスタートかなーって思ってたらスクリーンに『第二部』の文字が!まさかの三部構成だったのか!と驚いたよね。だって対バンで2組のバンドの予定なわけだから、二部構成だと思うじゃん。やられたーって思った。

尺八の音がして、おおこの曲は!!!だよ。四国でしか聞けないありがたーいあの曲。

【88】

ベースがJunkoさんへと変わって少し古い(2007年~2011年)打首さんのライブセトリでの第二部。

やっぱりJunkoさんのベースは安定してる。貫録を感じるなーと思った。会長が歌詞を間違えるのって珍しいんだけど、今日は結構間違えてたり、飛んだりしてた。

88でもどこかが飛んでたと思うの。どこだったか忘れちゃったけども。

まあこの歌詞は覚えてる方がすごいと思うので、ちょっとしたことで忘れちゃいがちな曲だとは思うよ。でもなんというか歌詞が飛んだり、間違えちゃったりするのって本人たちは「しまった!」と思うのだろうけど、観てるこちらとしては観に来た醍醐味みたいなところがあるのだよ。

後ろのスクリーン映像が昔のMVになってて、よく考えると四国八十八ヵ所巡りをやった映像が複数パターンあるとか、打首さんも水曜どうでしょうも知らない人に説明したところで、ちょっと意味が分からないだろうなと思ったりした。

youtu.be

 

88の時って四国お遍路さんの恰好をしていて、あすかさんもJunkoさんも終わったら脱いでたんだけど、会長だけずっと着てて、どうやら下に着てきた昔のTシャツがちゃんと表示は「L」だったというのに、ぱっつぱつでね。脱ぎたくなかったみたいなんだけど、あすかさんから「えー脱いでよ」って言われて脱いでたのが可愛かった。会場からも「脱いで脱いで」って心の声が聞こえすぎてる空間だった。さすがにあれだけの大人数が同じことを思ってると声になってなくてもオーラが出るもんだよ。

「Largeサイズとは」って言ってて、昔のTシャツはちょっとタイトだからってあすかさんがフォローしてたけど、仕方ないのよゴッツゴツの身体に仕上がってるから。

なんか俺だけ昔の感じになれなくて変な感じで混ざってる、みたいなことを言ってたよ。

でもさー単純に太ったとかじゃなくて、肉体改造だからすごいと思う。こちらは同じ年なのだけど新陳代謝の衰えなどによる体形の変化しか体験していないから、筋トレで身体を造ってるってすごいことだと思う!だからもっと自信もってパツパツTシャツを着こなしてくれ、敦史。

 

【ドーナツ歌現象】

いやー!初めて聴いたこの曲。カッティングギターとスラップベースがカッコいいこの曲。

この曲みんな好きでしょ?曲もカッコいいし、映像は美味しそうで可愛いし。最近の曲だってカッコいいと思うんだけど、初期~この頃の曲は本当に好き。何が違うんだろうなって考えてもよくわからないんだけど、ほんとなんだろうな。

 

【南国猫ラーメントコナツニャ】

この曲もイントロかっこよくないですか!大好きですよ!!疾走感がものすごいの!!

この曲実は聴くのが2回目で。たしか2回目くらいにライブに行ったときに対バンのバンドに猫の曲があって、そしたらこの曲をやってくれた…と思う。記憶が定かではないんだけど。猫の曲だったってことは覚えていて、そのあと打首さんのライブにたくさん来てる常連さんに「レアなんだよ」って教えてもらった記憶があるんだよね。

この曲はあすかさんのパート、Junkoさんのパート、会長のパートって歌詞が分かれてるんだけど、あすかさんとJunkoさんのパートは歌詞をしっかり考えて作ってある感じがするのに、会長は自分のところは結構手抜きなんじゃないかなって思える雑さがいいよね。

この曲を聴きながら、ぜったいサビのところってダイバーが飛んでいくよね?って思った。そういうライブの風景をしばらく見ていないけれど、いつか戻ってくるといいな。

 

SPD

マジでテンションが上がりっぱなしだよ!!!!初期の打首ほんとかっけえな!

免許今でも持ってませんのあすかさんと、持ってたけどスーパーペーパードライバーだった会長。

ネットの海にはね、昔のものっていっぱいあって、特に打首さんはバンド活動とネットでの広報活動というか、ブログだったりの文化が育ってきたところと同時進行してきたバンドだと思っているので、当時のスーパーペーパードライバーっぷりみたいなものってうかがい知れるものが落ちていたりするものだよ。

そんなことはどうだっていいのだけれど、とにかく飛ばしてるよね。若いころの曲だよなーって感じがして良き。

この頃になるとね、もうマスクが嫌で嫌でしかたないの。どうして奪われているのだよ声をと思ってしまう。拍手だけじゃ伝えきれないんだよ、この気持ち。ってなるさね。

 

【まごパワー】

まごはコロナ前くらいもセットリスト入りしてたからそんなに感じてなかったけど、結構古い曲なんだと思った。

第一部が2004年~2006年で、第二部が2007年~2011年で、そうなると2012年以降をもう最近の打首獄門同好会の枠に入れているということになるんだけど、最近の若い人に向かって「10年前は最近です」って会長も言ってたし、わたしの体感も同じだよ。

わたしはコロナ前もダイブしたことないんだけど、以前は飛んでた人たちが終演後に、まごを聴いてサビで飛びたかったって言ってた。

この曲のBメロの裏打ちシンバルのところがとっても好きなんだよ。「超ラブ孫」もめっちゃ言いたい!口パクでやり過ごしているけどフラストレーションがたまる。

そしてギターソロ、かっこよかったよー!もうそのあとのあすかさんの咆哮もかっこいいの!!!!

わたしが打首さんの一番好きなところって、自分が若いころに通ってたアマチュアバンドのイベントに出てそうなところなんだよ。そんで、もしそのころに出会ってたら、絶対に大好きになってただろうなって思うんだよね。あのバンド楽しかったね、って全然知らなくてもつい最前めがけて走っていっちゃいそうな懐かしさがあって、だから今は大きくなっちゃったけど昔の曲は特にそういう色が強くて、ライブで曲を聴けるだけでめちゃくちゃうれしくなっちゃうんだ。勝手な思い入れだなーと思うけれど、ライブの感じ方なんて人それぞれなんだからそれでいいんだ。

そういえば第二部のMCで、どうしてスシローの話になったのか忘れてしまったのだけどさ、Junkoさんがスシローには詳しいんだよって得意げに話をし始めて、注文するのが「カルビ」一択って話に、それだったら焼き肉屋に行けばいいんじゃないの?って会長が困惑しながら言ってた。

Junkoさんの食生活は相変わらず謎すぎて、話始めるとその脈略のなさが本当に面白くてかわいい。

 

第二部もだいたい30分くらいだった。

マジで盛りだくさんすぎる。昔の打首獄門同好会さんたちとの対バン最高だな!

ようやく本来の打首獄門同好会が出てくる番になるわけだけれど、もうだいぶおなか一杯感があって、何というか始まるたびに「うおーーーー!!!」ってテンション上がって、30分で一度終了して一息ついて、というこの波のおかげで楽しいんだけど倍疲れる。

一度途切れてからまた上がってって、ほんと普段よりもどっと疲労を感じるもんだよ。普通の対バンとはまた違った感じで、なかなか新発見だと思った。普段あまり経験しないからね。

この昔の~シリーズってバックドロップシンデレラがやってるやつだったと思うのだけど、それもこういう感じだったのかな?だとしたらバクシンの場合は踊らなきゃいけないから余計疲れるだろうなーと思った。

 

さあさあ、BGMが大きくなって最後のパートが始ま…らない。謎の空白の時間が流れて、会場が大きな「はてなマーク」に包まれたとき、VJ卓へ走り寄る風乃海くんのシルエット。

何かを押し忘れていたんだな…うん、そういうこともある。

いつものSE『池袋のマニア化を防がNIGHT』が流れて、獄バスタオルを掲げた会長や手をつないでJunkoさんと風乃海くんが出てくる様子は、ここ最近のライブでよく目にする光景だ。

なんかもう3日くらい経ってるイメージだったよ。盛りだくさん過ぎて。いつものステージが一番ゆるく始まってるじゃないか、って会長が言ってた。

 

新型コロナウイルスが憎い】

1曲目はこちらの曲。

この曲少しずつバージョンが変わってるんだよね。汎用性が高い曲だなーって思う。何なら世の中のステージに立つ人はみんなこの曲で入場したいよね。ストレートにこのコロナ禍のことを唄い続けてくれてる感じがとってもいいなーって思うよ。

そして風乃海くん、ようやく姿を見ることができた。

わたし最初に打首さんのライブに行ったときに、VJのこと知らなくて、開演前に物販で風乃海くんがレジしててさ、男前のスタッフさんだなーって思ってたら、幕が開いたらステージに立っててびっくりしたんだよね。どういうこと?どういうシステム?って思ったんだよ。だってYoutubeに上がってたライブ映像はどれもVJがいないものだったからさ。



鬼の副長HIZIKATA feat. ぼく、獄門くん

これやるんだ!って思った。

これってレキシの方のだよね?って思ってたら、ステージにレキシの等身大パネル出てきて、存在感ーって思った。初聴きだったけど最近の曲だよなーと思う。展開がたくさんでもうついていくのに一生懸命になってしまった。肘と肩のあたりとか、見よう見まねで頑張ったぞ。

ゲンコツin the マウスのゴロの良さよ。笑っちゃうようなコミカルさなんだけど、レキシと打首さんの具合が良い感じに混ざってる気がするよね。

そういえばこの曲のことというか、レキシと音楽について話してるこの動画が最高に良いんだよ。こういう対談みたいなのたくさん観たいぞ。

www.youtube.com

 

【筋肉マイフレンド】

この曲はというかこのコロナ禍の中でできることの一つとしてカウントされているから、スクワットをするためのこの曲はもうセトリから外せないね。コロナ前でいう『デリシャスティック』みたいなもんだと思う。

このスクワットがね意外と回数が多いのだよ。動いたり休んだりで腰を痛めているので鞭打ってる感じでやったよ。前の人に膝が当たっちゃって申し訳ないなーと思いながら。でも少しずつみんな微調整していく感じが大人だよね。

ステージ上のフロントマンのスクワットがみんな奇麗なのよ。打首さん。

 

【布団の中から出たくない】

【シュフノミチ】

【カンガルーはどこに行ったのか】

わたし、冬のライブに行くことが多いから布団の方をよく聴く気がするな。これはもう完全に季節によって暑い方か布団かに分かれる曲目。

 

【はたらきたくない】

イントロをすこーしだけ爪弾きながら、とにかく明日のことを嘆く歌。これ最近バクシンの方のMVばっかり見ちゃってて、そちらが頭に浮かんできて面白かった。

 

【きのこたけのこ戦争】

今回の大阪はきのこの時とたけのこの時に頭の上できのことたけのこを作る動きをしている人が多くてうれしかったな。わたしこの動き好きなんだけど、椅子の時にペーパークラフトのきのことたけのこが準備されていたからか、あの手の動きが廃れていってしまって寂しいなーって思っていたの。

WODが戻ってくるかどうかは分からないけれど、いつかきのこ側とたけのこ側に分かれてやりたいよねー。ビビりだったからWODにあんまり参加したことがなくて、でも楽しそうだからいつも羨ましく思っていたんだけど、次は混ざろう次は混ざろうって思っているうちにコロナになってしまって。

なのでもしもWODの文化が戻ってきたら参加したいと思っています。

 

このあたりで物販のお知らせをしてたかな?

今回の物販は「死亡フラグTシャツ」「ペンション獄キーホルダー」「トランプ」とか「地味な生活シリーズ」などなど相変わらずの実用性があるんだかないんだかの品々だったのだけど、地味な生活Tシャツは風乃海くんが着てて、似合ってたなー。

ペンションキーホルダーとかトランプについては、詳細は10獄放送局を観てくださいって内容割愛。でもみんなもう観てるもんね、きっと。

大阪は清水音泉が主催だから、このグッズを勧めやすいですよといって、「温泉行きたいタオル」と「温泉行きたい巾着」をおすすめしてた。

あとはPILOTとコラボした時のアクキー。「勇者」「滑書さん」「魔王」これも詳細は割愛してて、でもこのグッズ売り出しから一番最初に売り切れたのは「魔王」のキーホルダーで、一体何が売れるかなんてわからないもんだって言ってた。いやでも結構ほしい!ってなる感じだったと思うよ。謎さでいったらあの企画自体が謎に包まれていたし!唐突なキャンペーンでちょっとびっくりしたよね。あと声優までやっちまう会長のなんでもやっちゃうぶりにもビビったよ。

 

そして新曲【死亡フラグを立てないで】

この曲はやっぱり「それそれそれそれそれそれ」と「ダメなやつ」のところのダメポーズと、サビの天使の動きをみんなでやるのが醍醐味だよね。フォロワーさんはあの天使の動きは天使だから可愛いので、自分たちは何か別な振りを…って言ってたけど、わたしは目いっぱいあの可愛い動きをさせていただきました。

からのー【地味な生活】

この曲はめちゃくちゃ好き。コロナ禍になってから、さすが生活密着型というところをこれでもかって出してると思ってるんだけど、『明日の計画』よりもこちらが好きだよ。ようやく近づいてきたって気がしてるこのタイミングだからなのかもしれないけど、本当にあともう少しだって思えるから。

もちろん気を抜きすぎてもいけないんだと思うんだけど、でも地味なんだよ生活が!その通りだよ会長!!

ファイナルではサンバの人たちがゲストに来るのかなってフォロワーさんが後から言ってて、マジそれな!って思った。来るのかなー。きっとものすごくこだわったファイナルになると思うんだ。だって3回中止になってるからね。声出し解禁だし、きっとめちゃくちゃ楽しいファイナルだと思うな。

 

【島国DNA】

まぐろたんが恋しくなる島国。

そして本編ラストは【日本の米は世界一】

ちょっとこれを書いているのが10月30日なもんで、2日前に福岡でのステージを観ちゃったので混ざってしまってるかもしれないんだけど、会長が今からは良くなるしかない、少しずつコロナ前の景色に近づいてきたって言ってて…いや多分これ福岡で言ってたことだな、でもいいや米の前はいつも会長は希望に満ちたことを言ってくれて、大豊作を祈ってくれるんだから。

この日に聴いた米がめちゃくちゃテンポが遅く聴こえたのは多分久しぶりだったからかな。なんでだかわたしはこの曲を生で聴くと思ってたよりテンポがゆっくりでビックリするってのを毎回やってしまうんだよ。疾走感があるからもっと速い感じをイメージしてて、でもどっしりと演奏するので不思議な気持ちになる。

早く声を出して歌いたいと思うし、それが出来たらきっとうれしくて楽しくてたまらんだろうなと思うんだよ。声出し解禁のファイナに行きたすぎて震える。



そしてアンコール。

順番にみんな出てきて、お、高山明もいる―って思ってたら「え、出てきちゃったの?今から呼び込もうと思ったのに…」って会長が言って、高山氏が「え!?出てきちゃダメだったの」って言って、そっから全員でいそいそと戻ってやり直しするの楽しすぎた。

段取りしてたんだろうけど、おそらく「はい出てください」っていうスタッフのキュー的なもので、つられて出ちゃったんだろうね。明かわいいよ明。そしてスタッフさんも見逃すぐらい自然体なのだと思われる。

 

さすがにこの2名が同じステージに立っているのは初めてですよ、って会長が言って、そうかーと思った。今回で一番レアな光景がキタね。キタキタだよ。

 

【フローネル】

アンコールはもう定番のフローネルなんだけれども、会長が今日は本当に疲れた、もうしばらくはやりたくないって言ってたね。そんなこと言わずにやってくれよー。またやってほしいよーって会場からの心の声がわたしには見えたぞ。

時系列はちょっと合ってない部分もあるので、全然正確じゃないのだけど、印象に残ったところをつまんでいくよ。

こんなに歌詞が飛んだりしたことないってくらい間違えたみたいにも言ってたね。なんか気がゆるんじゃうって言ってて、俺たち本当に同好会だったんだって言ってたのが可愛かったな。

会長が高山明氏に話を振るわけだけど、歌詞の展開をもちろん彼は知っているから、その展開で答えればいいのか、それともフリートークなのかの判断がつかなくてめちゃくちゃ迷ってんのがわかる。

打合せせずに出てきたのかなって思うけど、その方が面白いって会長が思ってるからもうこの展開は免れないものになるよね。何気ない顔をしてこの部分どうする?みたいな高山明の疑問をはぐらかして上手いことやったんじゃないかなーわたしの想像でしかないけど。

「言っていいの?」みたいな感じで明氏は言うんだけど、「何をですか?」みたいにはぐらかされちゃってめっちゃ困ってるんだよ。「その後の展開を」みたいな感じで何か考えてるなら台無しにしないようにしないとみたいな雰囲気なんだけど、「思ってる展開を言ってください」みたいな感じのことを言われてしまい、言おうとしたらまた曲に入って。

でもね、このフローネル、ギターソロからのベースソロ(Junko)、ベースソロ(明)、ギターソロ(敦史)ってのを2周やったんだよ!!!!!!ソロ回し大好きすぎて!!!!

わたしはもうこの日はこれが観れたのが一番。もうこれだけでもいいってくらい嬉しくて、うわー好き!好き!!!って興奮してたよ。今日一興奮した!!!!

ソロに入るときにあすかさんが「Junko」みたいな感じで言うやつあって、あーもう好き、ずっとやっててほしいし、あすかさんのドラムソロもあったらよかったのにって思ってた。これどっかに映像があるだろうに出してくんないんだもん。ちょっとだけでも高山明の雄姿を行けなかった人たちにも見せてくれたらいいのに。わたしももう一度観たいぞ。

 

今回のフローネル、打首筋少の時に並ぶくらい長かった。ツイートしてた人がいたけど30分くらいやってたって。マジか。

てかベース2人の絡みを会長が促すんだけど、もうね2人ともド天然なわけ。何というか混ぜるな危険って感じの2人で会長がツボるツボる。こういうタイプの人のこと大好きなんだろうなーってのが分かってほほえましい。

2番は二度寝の話だから、何時に寝てるのとか何時に起きてるのかって話になって、高山氏は仕事がテレワークだからギリギリまで寝てて起きるのが8時55分って言ってたんだけど、それって9時から仕事開始ってことだよね。どんだけ高山明なわけ。普通ギリギリまで寝てるって言っても5分前じゃないんだよ。誰もツッコんでなかったけども。

0時に寝るって言ってたから、あ、割とたくさん寝てるのねみたいな話しになってた。

会長は5時くらいに寝るって言ってて、わおバンドマンだなって思った。本人も、もう俺は全然ダメって言ってて、だから今日みたいなライブだと全然間に合うけど、今年のフェスは午前中出番の日が多くて大変だったそうな。

じゅんこさんどうぞーのコーナーでは、急にJunkoさんが「アボカドー!」って叫んでさ。わたしはスシローかなり行くので、あ、これスシローの話だってピンときたんだけど、ほら会場からは声出せないから、ステージの上でみんなが「あ、あぼかど?」みたいになってて面白かった。

アボカドも食べるってことが言いたかったみたいで、カルビだけじゃなくて。でもお魚は結局食べないのかどのメニューを食べてるかは出てこなくて、やっぱり焼肉屋に行きなって言われてた。

Junkoさんは5時に起きるんだよって言ってて、高山氏が早起きだねみたいな感じでほのぼの会話になったかなって思ったら、寝るのは3時くらいだけどって言うもんだから「ええ?それは何かを犠牲にしてる気がするよ」って明氏が言ってた。みんなびっくりだよ。Junkoさんショートスリーパーが過ぎるし、みんな明と同じ意見だったと思うよ。

でもそしたら「みんな年を取ったら早く起きるっていうけど、あれは寝る時間を短くしたらもっと長く時間を使えるから」っていう独特の理論が出てきて、70歳になったらもっと寝る時間を短くしていくって言ってたよ。Junkoさんの身体のつくりってほんといったいどうなってんだ。

 

また曲に戻って、あー終わっちゃうなーって、フローネル以外のアンコールを観ないもんだから、いつもこの楽しい感じから最後のターンになっていくときの楽しさの余韻が滲む寂しさってのが毎回なんだな。

「あきらー最高」「あきらー最高」「あきらー最高」って3人が言って、フロアのみんなも「あきら最高ー!」って声には出てないけど心では思っていたと思う。心の中はずっと「あきらー」ってみんな大歓声だったと思うよ。そのくらい楽しかったし、Junkoさんの横に並んでも十分なほど良いキャラクターだった。

ラスト、高山明氏のタイミングに合わせようと、めっちゃ会長が明を見ながら最後弾いてて、みんな明に大注目してたのに、ジャンプして終わるかと思いきやそのまま終わっちゃって「飛ばねえのかよー」って会長が笑いながら言って、「もう一回」って最後のかき回しのところだけやったのが良かった。明飛んでたよ!良かったね!最後までグダグダなの最高!

 

本当なら曲が終われば終わりなのだけれど、今日は特別なステージだからって本当に久しぶりの集合写真。いつもなら「せせりコール」「つくねコール」なんだけど、今日は「あきらコール」と「スシローコール」だった。もう謎すぎる。カルビでもよかったんじゃ?と思ったよ。

長丁場、終わってみたら19時スタートで21時半くらいまでやってたのかな2時間半。でもこんなもんだよね。やたら長く感じたのはやっぱり三部構成だったからだと思う。でも体感はあっという間なんだよ。でも盛りだくさんだったから本当に楽しくて、身体は痛いしどっと疲れが出たけれど、でも本当に来てよかったと思った。

レアなステージで、何というか高山明氏もそうそう頻繁には出てこないと思うので、次に観られるのはいつなんだろうね。会長はしばらくやりたくないって言ってたけれど、早々に出てきてくれてもちっとも構わないと思ってる。だって、せっかくZeppのステージに立ったのに、彼は歓声を聞いていないんだもの。みんな「あきらー」って呼びたかったし、ステージの上とフロアとでこう、ぐーっとボルテージが上がっていく感じってきっとあると思うんだ。

久しぶりすぎてものすごく乱雑な感想ではあるけれど、本当に楽しくて、やっぱり打首さん大好きだなって思った。会長にはぜひ今後も「進行」ではないMCをやってほしい。

 

帰り道、すでに身体が痛くて、普段は2000歩くらいしか動かないスマートウォッチの歩数計も15000を超えていた。コロナ前と同じようにとはいかないかもしれないけれど、少しずつ戻ってきてくれることを祈って。

 

 

次は福岡。