熊本の対バンが発表されたときは、リアルに嬉しかった。岡崎体育くんのことは知っていたけれど、チャンスがなくてステージを観る機会に恵まれていなかったからだ。 打首さんの今回のツアーは47都道府県、全部をまわる大規模なツアーである。春にスタートして…
渋谷のワンマンライブと中野新橋の旅を引きずったまま、数日が経過していた。ライブを終えて色んな余韻に浸っていたら、すぐに日数は経過していき、気が付けば一月ほど経っているということはよくある。ライブとライブの間はある程度開いている方がいい。気…
あのRSRから1カ月と半分という時間が過ぎた。 ライブの年間本数などが時折話題に上るが、わたしが去年参戦した数はフェスも合わせて12本。均して月に1本のペース。うん、悪くない。決して多い方ではない、と思う。少ないかと聞かれれば、下を見れば多くの人…
…きっと忘れないと思った。 涙は心の汗。…ということで涙腺がカッチカチなわたしの目にも涙が溢れた。しかしそれは感情から来るものではなく、目にゴミが入ったことによるハードコンタクトのズレであった。わたしは感情の振れ幅があまり大きくなく、ポジティ…
ステージが終わって外に出て、見上げた夜空にぽっかりと浮かんだ丸い月。わたしはその景色を一生覚えているだろう、そう思った。 日本4大フェスのひとつであるRSR。これまで野外フェスは2つほど経験しているが、これほど大きなものは初めてだった。フェス慣…
8月に入り、日本全国は猛暑であった。誰に言われるでもなくセミは羽化して、いつの間にやら聞きなれた音を響かせる。わたしはといえば、その暑さに文句を言いながらも、あと少しに迫ったRSR2019への旅立ちにそわそわと落ち着かない日々を過ごしていた。初め…
だから、ライブに行こう。 わたしの家から福岡市内までは電車で40分。新幹線なら20分。しかしライブハウスがある場所までは乗り換えなしではたどり着けず、ドアtoドアだと正味1時間の距離にある。平日ならば時間を惜しんで新幹線で向かうところだが、本日は…
行くぞ大分、と数日前に福岡でライブを楽しんだ余韻を引きずり、仕事をしているようでしていなかったブランクを経て、わたしは1泊2日の荷物を持って最寄駅から電車へ乗った。生れも育ちも九州な人たちは、九州内の移動に対してあまり構えていないという印…
自らを晴れバンドと称する私の大好きなバンドが九州入りしたのは、今年の梅雨入りのニュースとほぼ同じ時期だった。 わたしはライブハウスで観るライブが好きだ。フェスはお手軽で良いのだけど、やっぱり大好きなものをじっくり堪能したい派としてはツアーラ…
ライブの翌日は胃の中に残るアルコールの面影が、記憶の輪郭を曖昧にする。ただとても矛盾しているが、もし完全に掴んでしまったら、なんだか消えてしまうような気がしているのもまた事実なのだ。取捨選択された時間に感情の濃淡が生まれる。
冬に吐く息は白く、冷えた空気はピリリと固く尖っている。交差点の角に集められた雪は土混じりで、踏みしめるとジャリっと氷の音がした。 小さなライブハウス。すすきのの派手なネオンに背を向けて、あの有名な看板の下を通り抜けてから、路面電車を横切って…
赤い実をつける桜は、桜前線の開花予測よりも少しだけ早い。今年は暖冬で、あの春のウキウキとした空気が冬の切れ端に混ざり合ってしまったように感じる。 12月の終わりに福岡であったフェスに参戦して以降、ライブに行くこともないまま2ヶ月半が経過してい…
これなら午前中は仕事に行ってもよかったかな。ダラダラと午前中を過ごしながらそんな風に考えていた。福岡市内までは普通電車で40分ほど。そこから会場までは地下鉄かバスか。Googlマップの案内は電車が優先されてしまうのか、バスがあまり出てこない。しか…
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